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投稿日:2025.10.31. 更新日:2025.11.01.
焼香の作法と心の込め方|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火
焼香(しょうこう)の正しい作法や回数、意味をわかりやすく解説。泉州地域で自宅葬・家族葬を手がける「おくり火」が、心を込めたお見送りのマナーを紹介します。
はじめに:焼香とは、心を届けるお別れの所作
葬儀の場で行う「焼香(しょうこう)」は、故人への敬意と感謝の気持ちを表す大切な儀式です。
香を焚くことで場を清め、心を静め、祈りの気持ちを届けます。
おくり火では、形式にとらわれすぎず、
「心を込めて故人を想う」ことを大切にしています。
小さな自宅葬や家族葬でも、焼香は心をつなぐ大切な時間です。
焼香の意味
焼香には、次のような意味が込められています。
- 故人と向き合い、感謝と祈りを捧げる
- 香の香りで場を清める
- 自らの心を整え、静かにお別れの気持ちを表す
葬儀の形式や規模に関わらず、焼香は「心の礼儀」として行われています。
特に、おくり火が提案する小さな自宅葬でも、焼香は家族で穏やかに行える大切なひとときです。
焼香の基本的な作法
1. 焼香台の前に進む
順番が来たら姿勢を正し、静かに焼香台の前に進みます。
遺族や僧侶、参列者へ一礼してから台の前に立ちましょう。
2. 香をつまむ
右手の親指・人差し指・中指で香を軽くつまみ、左手を添えます。
3. 香をくべる(回数の目安)
宗派によって異なりますが、一般的な目安は次の通りです。
- 浄土真宗: 1回(額にいただかず、そのまま香炉に入れる)
- 真言宗: 3回(額にいただいてから香炉に入れる)
- 曹洞宗: 2回(1回目は額にいただき、2回目はそのまま入れる)
- 臨済宗: 1回(額にいただく)
わからない場合は、前の方の所作を参考にするのが自然です。
4. 合掌と一礼
焼香を終えたら、静かに手を合わせて心の中でお祈りします。
その後、一礼して席へ戻りましょう。
焼香の順番とマナー
- 順番: 喪主 → 親族 → 来賓 → 一般参列者
- 姿勢: 背筋を伸ばし、静かに動作する
- 香の量: 少量で十分(多く取りすぎない)
- 言葉: 焼香中は会話を控える
焼香は作法を完璧にするよりも、感謝の心を込めて行うことが大切です。
自宅葬・家族葬での焼香
おくり火がご提案する「小さな自宅葬」では、
リビングや和室など、ご自宅の空間を整えて焼香を行うことができます。
祭壇の前に香炉を設け、家族一人ひとりが順番に焼香を行う時間は、
まさに「家族でつくるお葬式」の象徴ともいえます。
形式にしばられず、やさしい灯りと花の香りに包まれた中での焼香は、心に残るお別れの瞬間です。
まとめ:心を込めて香を手向けるお別れを
焼香は、故人への想いを香に託す祈りの儀式です。
おくり火では、そんな一つひとつの動作や時間を丁寧に支えながら、
ご家族が自分たちの手で「つくる」お葬式をお手伝いしています。
小さくても、心が伝わる。
それが、おくり火の考える「小さな自宅葬・家族でつくるお葬式」です。
☎072-442-2314(24時間対応)