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投稿日:2025.11.15.

棺に入れていいもの・ダメなもの|火葬場のルールと実務の目安をやさしく解説|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火

 


結論(先に要点)

  • 紙・布・木・少量の生花や手紙など燃える小物は概ねOK。
  • 電池・金属・ガラス・プラスチック大量・アルコール類NGになりやすい。
  • 「入れてよい量」は少量・小型・可燃素材中心が原則。迷ったら葬儀社へご相談を。

入れてよいもの(目安)

  • 生花・花束(ラッピングのビニール・ワイヤーは外す)
  • 手紙・写真(ラミネートや硬質プラ台紙は外す)
  • 折り紙・色紙・画用紙など紙類
  • 布・木製の小物(ハンカチ、愛用の布小物、木の数珠袋など)
  • 少量のお菓子・好物外装フィルム・缶・瓶は外す/不可。中身だけ少量)
  • 愛用品のコピー(本の表紙コピー、写真プリント等。実物が金属/電子機器の場合は「写真」や「紙の代替」で)

★量の目安:両手に収まる程度の小物数点+生花が安心。大量・大型は避けましょう。


服装・装身具の考え方

  • 衣類:綿・麻など可燃素材が無難。分厚い綿入れや大量の着替えは避ける(燃え残り・炉負荷)。
  • 装身具:指輪・ネックレスなど金属は基本外す。どうしてもなら小さな指輪1点までなど最小限で(変形・紛失の恐れ)。
  • 義歯:装着のままで差し支えないことが多いが、金属成分の有無は事前確認。

入れてはいけない・避けたいもの(NG例)

  • 電池入り・電子機器:携帯電話・時計・補聴器・リモコン・ゲーム機 等
  • 金属が多い物:大型メガネフレーム、ベルトのバックル、大きな装身具、金属のキーホルダー 等
  • ガラス・陶器・石類:眼鏡レンズ・置物・骨董・瓶・缶飲料
  • スプレー缶・ライター・アルコール類(爆発・延焼の危険)
  • 大量のプラスチック・ビニール:ラッピング、ぬいぐるみの大サイズや多数など
  • 分厚い本・大量の衣類・布団:燃焼不良・炉負荷の原因
  • ペースメーカー等の医療機器事前に医療機関・葬儀社へ必ず申告(取り外し要否の確認)

「どうしても入れたい」ものがある時の代替案

  • 金属・電子機器 → 写真・カラーコピー紙製ミニチュア
  • ガラスの写真立て → 写真のみを紙台紙に
  • お気に入りの服が化繊多め → 一部をカットしてリボン状に(少量化)
  • ぬいぐるみ(大) → 小サイズ1点に絞る or リボンのみ

泉州・岸和田の実務メモ

  • 公営火葬場(例:岸和田市立斎場/ダンバラ斎場/堺市立斎場)では、電池・金属・ガラス・スプレー缶の持ち込みは原則不可。係員判断で抜き取りをお願いする場合があります。
  • 自宅葬・家族葬では、搬送前(納棺前)に副葬品を選別しておくとスムーズです。
  • ペースメーカーの有無は事前確認必須。医療機関・葬儀社へ必ず情報共有を。

納棺前日のチェックリスト(印刷推奨)

  • □ 入れたい物を可燃・少量・小型中心で選んだ
  • ビニール・金属・ガラスなどは外した/除いた
  • ラッピング・ワイヤー・プラ台紙を外した
  • □ ペースメーカー・電子機器の扱いを葬儀社と共有した
  • □ 火葬場搬送前に最終確認を行う段取りにした

よくある質問(FAQ)

Q. 指輪を付けたまま火葬できますか?
可能な場合もありますが、変形・紛失の恐れがあります。原則は外し、お別れの際に軽く触れてお見送りをおすすめします。

Q. お酒やタバコは?
液体アルコールやライターは不可ラベルを外した空箱や写真・メモで代替が安全です。

Q. ぬいぐるみは入れても良い?
小さな物を1点までが目安。大きい物・多数は燃焼不良の原因になるため避けましょう。

Q. 写真は額に入れて良い?
額のガラス・金属は外し写真のみを紙台紙にしてお納めください。


👉 副葬品の可否チェック・代替案のご提案(写真加工・紙ミニチュア化)はこちら|おくり火(岸和田・泉州)

 

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