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投稿日:2025.11.15.

初七日法要とは?いつ・どこで・何をする?持ち物と流れをやさしく解説|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火

 


初七日(しょなぬか)とは

故人が亡くなられてから7日目に営む仏教の追善供養です。かつては命日から数えて7日ごとに七七日(四十九日)まで法要を行う習わしでしたが、現在は葬儀・告別式の当日に繰り上げて初七日をあわせてお勤めするご家庭が増えています(繰り上げ初七日)。


泉州・岸和田の実務ポイント

  • 繰り上げ初七日が主流:式後、出棺前または火葬場からの戻り後に本堂・式場・自宅で読経。
  • 自宅葬の場合:焼香・読経のスペース確保、近隣への配慮(出入り・駐車)を喪主名でご案内すると安心。
  • 会食は省略または簡素化が一般的。通夜振る舞いなしのときは、初七日後に簡単なお茶・菓子程度でも可。

日程の決め方

  • 本義:命日を1日目として7日目(例:11/1逝去→11/7)
  • 繰り上げ:葬儀当日に併修(司式僧侶・式場と段取り)
  • 遠方親族が多い/平日が難しい場合は、週末の近い日に延期する選択も。

どこで行う?(会場の選び方)

  • 寺院本堂:宗派本義に沿いやすい。座席・駐車の確認を。
  • 会館の法要室:葬儀と同会場で段取りがスムーズ。
  • ご自宅(自宅葬):仏壇・後飾り祭壇・遺影・供花を整え、焼香動線を事前に確認。

準備と持ち物チェック

  • 位牌(白木位牌・繰出位牌)/遺影写真供花・供物(果物・菓子・故人の好物)
  • お線香・ロウソク・マッチ/ライター数珠(参列者分は各自)
  • 御布施(表書き:御布施)・御車代(送迎や遠方時)・御膳料(会食がない場合)
  • 会葬礼状・返礼品(簡易)は必要に応じて

当日の一般的な流れ(モデル)

  1. 開式・読経(僧侶入場/開式挨拶)
  2. 焼香(喪主→遺族→親族→一般/焼香順位は臨機応変でOK)
  3. 法話・ご挨拶(僧侶)
  4. 喪主挨拶(30~60秒:御礼と今後の法要案内)
  5. 閉式・記念撮影(希望者)→ 会食 or 解散

服装・香典・返礼の目安

  • 服装:喪主・近親は礼服(通夜~四十九日まで喪服で統一が無難)
  • 香典:近親のみであれば省略もあり。受ける場合は金額は相場感に合わせ「御仏前」(浄土真宗は「御仏前」)
  • 返礼:当日返しは簡素な品で可。郵送は1~2週間以内に。

御布施の表書き・包み方

  • 表書き:御布施」(宗派共通で用いられる無難表現)
  • 水引:黄白または双銀(関西圏では黄白が一般的)
  • 渡し方:袱紗(ふくさ)に包み、お盆にのせて両手

よくある質問(FAQ)

Q. 葬儀と同日に初七日をしても大丈夫?
問題ありません。現在は併修(繰り上げ初七日)が広く行われています。移動・日程の負担を抑えられます。

Q. 浄土真宗ですが表現に注意はありますか?
御冥福」の表現は避け、御布施/御仏前/ご懇念など中立表現が無難です。僧侶のご指示に従いましょう。

Q. 会食は必須?
必須ではありません。お茶と菓子程度でも失礼に当たりません。高齢者が多い場合は短時間・少人数に。

Q. 自宅で営む場合の注意は?
焼香動線・換気・駐車案内・ご近所への一言連絡(町会長へ)が安心です。火器類の安全管理も忘れずに。


短い喪主挨拶(30秒テンプレ)

本日はお忙しいところ、初七日の法要にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
皆さまのお支えにより、無事にお勤めすることができました。
略儀ながら、家族を代表して御礼申し上げます。どうぞお気をつけてお帰りください。

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