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投稿日:2025.11.03.

黄檗宗とは?日本と中国の心が響き合う禅の教え|おくり火コラム

黄檗宗(おうばくしゅう)は、江戸時代の初めに 中国から渡ってきた僧侶、隠元隆琦(いんげんりゅうき)によって広められた禅宗の一派です。 曹洞宗や臨済宗と並ぶ禅宗のひとつで、 中国文化の香りを色濃く残しているのが特徴です。 教えの中心にあるのは、 「日々を丁寧に、心静かに生きる」という考え方。 暮らしの中で心を整えることを大切にしています。

黄檗宗の始まりと特徴

黄檗宗は、1654年に明(みん)から来日した隠元隆琦が伝えました。 本山は京都府宇治市の萬福寺(まんぷくじ)です。 萬福寺の建物や仏像は中国風で、 境内を歩くとまるで異国に来たような雰囲気があります。 黄檗宗では、 「正しく食べる」「感謝して生きる」など 毎日の行いを通じて心を清めることを重んじています。

中国の文化を感じる儀式

黄檗宗の法要では、 お経を中国語に近い発音で唱えたり、 木の板を打つ「魚板(ぎょばん)」の音が響いたりします。 そのリズムはまるで音楽のようで、 静かに心が落ち着いていく時間が流れます。 また、黄檗宗では精進料理の一種、普茶料理(ふちゃりょうり)が有名です。 豆腐や野菜を使ったやさしい味わいで、 「命をいただくことへの感謝」を表しています。

黄檗宗の葬儀の雰囲気

葬儀は、静かで落ち着いた雰囲気の中で行われます。 僧侶の読経の声がゆっくりと響き、 故人が仏の世界へ導かれるよう祈りを捧げます。 読まれるお経は「般若心経」や「阿弥陀経」など。 派手さはありませんが、深い祈りが感じられる時間です。

まとめ|日常の中に禅のこころを

黄檗宗の教えは、特別な修行ではなく、 毎日の暮らしをどう生きるかを大切にしています。 お茶を味わうひとときや、静かに手を合わせる時間。 その小さな瞬間にも、禅の心は息づいています。
南大阪・岸和田市での黄檗宗のご葬儀は「おくり火」へご相談ください。 宗派ごとの作法やお寺様とのご相談も、 経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。 おくり火(OKURIBI) 📍 岸和田市葛城町1250-3 📞 072-442-2314(24時間対応)  

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