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投稿日:2025.11.15.
通夜参列のマナー|服装・到着時間・焼香・香典・言い回しをやさしく解説|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火
通夜とは
通夜は、ご逝去の翌日~2日目あたりの夕刻に営まれるお別れの儀礼です。
近年は「半通夜」(19時前後に開始・1~2時間)が一般的。家族葬や自宅葬でも、規模を抑えて行われます。
到着時間・受付の流れ
- 開始10~15分前到着が目安(早すぎ・遅すぎは避ける)。
- 受付 → 記帳 → 香典を袱紗から出し両手で渡す → 会場へ。
- 席は案内に従い、読経・焼香に合わせて起立・一礼。
服装(泉州の目安)
- 喪服(ダークフォーマル):黒無地スーツ・黒ネクタイ/黒ワンピース・アンサンブル。
- 靴・バッグは黒無地・光沢控えめ。ストッキングは黒。
- アクセサリーは最小限(パール一連可)。大ぶり・光物は避ける。
香典の表書き・水引
- 仏式(一般):御霊前(四十九日まで)/御仏前(四十九日以降)
- 浄土真宗:御仏前が無難(通夜でも御仏前)。
- 神式:御玉串料、キリスト教:御花料
- 水引:関西(泉州)は黄白または双銀の結び切り。
焼香の作法(仏式)
- 祭壇前に進み、遺影・祭壇へ一礼。
- 抹香を右手でつまみ(左手を添える)、額へ押しいただく回数は1~3回が目安(宗派・会場案内に従う)。
- 合掌・黙祷 → 一礼して退く。
※ 焼香順位は喪主→遺族→親族→一般が基本。案内に従えばOKです。
献花の作法(キリスト教)
- 花を両手で受け、花先を故人へ向けて献げる。
- 一礼して退く(数珠は不要)。
言い回し(声かけ)の例
- 仏式:「このたびはご愁傷さまでございます。心よりお悔やみ申し上げます。」
- 神式:「ご遺族様にお慰めの言葉もございません。」
- キリスト教:「安らかな眠りを心よりお祈りいたします。」
※ 「ご冥福」は浄土真宗では用いない配慮が一般的です。中立表現(「御仏前」「お悔やみ申し上げます」等)が安心。
持ち物チェック
- 香典袋(中袋に金額・住所・氏名)
- 袱紗/数珠(キリスト教は数珠不要)
- ハンカチ(黒・無地)、替えマスク、会葬礼状・案内の控え
家族葬・自宅葬でのマナー(泉州・岸和田)
- 会場が小さいため、長居は避け、焼香後は静かに退席を。
- 供花・供物の可否は案内に従う。辞退表記があれば香典のみ・弔電のみ等で。
- 駐車・近隣配慮に注意。私語・撮影は最小限に。
やってはいけないNG例
- 到着が大幅に遅れる/途中入退場を繰り返す。
- 派手な服装・香りの強い香水・大きなアクセサリー。
- 焼香での私語・スマホ撮影(会場指示がない限り控える)。
- ラッピングごと供花・供物を渡す(ビニールは外す)。
よくある質問(FAQ)
Q. 仕事で遅れそう…途中からでも参列してよい?
可能です。静かに入室し最後列へ。読経中の移動は避け、焼香のタイミングで。
Q. 香典は新札でもよい?
新札は避けるのが通例。どうしても新札しかなければ、折り目を軽くつけましょう。
Q. 家族葬の通夜に呼ばれていない場合は?
案内がなければ弔電・供花・弔問の時期をずらす等で配慮を。無断参列は控えます。
Q. 作法に自信がない…
案内と会場の指示に従えば十分です。静粛・簡素・短時間を心がけましょう。