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投稿日:2025.11.14.

袱紗(ふくさ)とは?香典の正しい包み方・色・マナー|岸和田市の葬儀・泉州エリア対応|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火

 


袱紗(ふくさ)とは

袱紗は、香典袋(不祝儀袋)やご挨拶状を包んで持ち運ぶ布・ケースのこと。
雨風や折れから大切な香典袋を守り、受付で丁寧にお渡しするための礼法具です。岸和田市・泉州地域のご葬儀でも広く用いられています。


弔事の色と種類(迷ったらこれ)

  • 色:紺・グレー・深緑・紫(男女兼用)…弔事は寒色系・落ち着いた色が基本。紫は慶弔兼用で便利。
  • 種類:
    • 爪付き袱紗…布を折って爪で留める伝統型。
    • 金封袱紗(差し込み・ブック型)初心者に最適。香典袋を差し込むだけ。
    • 台付き袱紗…台に載せてお渡しできる格式高め。
    • ポケット型…出し入れが簡単で携帯向き。

香典袋の包み方・向き(弔事)

  1. 香典袋の表書きが上になる向きで袱紗の中央へ。
  2. 弔事は左→上→下→右の順で包む(左開きが弔事の目安)。
  3. ブック型は表書きが見える面を前にして差し込み、開きは左が外側になるように持つ。

地域・流派で細かな所作は異なる場合があります。迷ったら「左開きが弔事」を目印に、落ち着いて扱えば十分丁寧です。


受付での出し方(岸和田市の現場感)

  1. 受付前で袱紗から香典袋を静かに取り出し、袱紗の上に香典袋を重ねる。
  2. お名前をお伝えし、香典袋を袱紗ごと両手で差し出す。
  3. 名簿記帳や返礼・会葬礼状の受け取りは受付の案内に従う。

雨天・強風の多い泉州では、袋の濡れ・折れ防止のためにも袱紗の携行がおすすめです。


やってしまいがちなNG例

  • 派手色・金糸の多い柄(慶事向け)を弔事で使用。
  • 香典袋をむき出しで鞄に入れる(折れ・汚れの原因)。
  • 受付で袱紗に入れたまま渡す(取り出して袱紗の上に置く)。

急ぎで袱紗がない時の「代用」

  • 無地の濃色ハンカチや薄手スカーフで包む(柄は控えめ)。
  • クリアファイルは最終手段。受付前に布で軽く覆うと印象が和らぐ。

よくある質問(FAQ)

Q. 慶弔兼用の紫でも大丈夫?
問題ありません。紫は万能色で、岸和田市の葬儀でも一般的です。

Q. 男性はどんな袱紗が無難?
紺・グレーのブック型(金封袱紗)が実用的。胸ポケット・内ポケットに収まりやすい薄型を。

Q. 香典袋はどちら向きで入れる?
表書きが前・上向き。取り出してそのまま正しい向きで差し出せます。

Q. 受付で金額を聞かれたら?
多くは不要です。指示があれば静かに伝え、氏名の誤記にだけ注意しましょう。


泉州エリア(岸和田市ほか)での選び方メモ

  • 岸和田市・貝塚市・泉佐野市:通夜・一日葬でも落ち着いた寒色系が安心。
  • 堺市・高石市・和泉市・泉大津市:ビジネス参列はブック型がスムーズ。
  • 泉南市・阪南市・熊取町・岬町・忠岡町:屋外移動が多い会場では撥水素材や台付きが便利。

チェックリスト(出発前の最終確認)

  • 袱紗(弔事色)と香典袋の表書き・氏名はOK?
  • 新札は避け、折り目のない適正金額を用意した?
  • 数珠・ハンカチ・袱紗をすぐ取り出せる位置に入れた?

まとめ|「落ち着いた色×左開き×受付で丁寧に」

袱紗は香典袋を守る実務道具であり、心遣いを形にする所作です。
岸和田市・泉州地域の葬儀でも、落ち着いた色/左開き/受付での丁寧な取り出しを意識すれば十分に整います。

👉 袱紗・香典マナーのご相談はこちら|おくり火(岸和田市・泉州)


 

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