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投稿日:2025.11.14.
喪主とは誰がなるもの?決め方・優先順位・代理の立て方をやさしく解説|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火
喪主とは
喪主は、葬儀全体の意思決定と対外的な代表を務める人です。
火葬場や式場の手配、挨拶、名義(会葬礼状・返礼品・死亡届の届出人等)を担います。
岸和田市周辺の家族葬・自宅葬でも役割は同じで、規模が小さくても代表者を1名決めるのが基本です。
一般的な優先順位(目安)
- 配偶者(夫・妻)
- 子(長男・長女など/同居・主に介護していた子が適任)
- 両親(故人の父母)
- 兄弟姉妹
- 孫・その他の親族(生計・関係性が近い方)
法律で固定された“絶対の順番”はありません。体調・距離・関係性・実務対応力で柔軟に決めてOKです。
こんなときはどうする?(ケース別)
- 配偶者が高齢・体調不安:形式上は配偶者を喪主、実務は子が「施主」として補佐(連名も可)。
- 子が未成年:親族の成人が喪主に。子は「遺族代表」として挨拶のみでも良い。
- 離婚・別居:現に生活を共にし、連絡や手配ができる近親者が喪主に。
- 子どもが遠方:同居の兄弟姉妹や甥姪が喪主、遠方の子は名義連名で関与。
- 事実婚・内縁:実務を担えるなら喪主可。親族と事前合意を。
- 菩提寺がある:寺院との窓口を担える人が適任。宗派儀礼の理解も大切。
家族葬・自宅葬での決め方(岸和田市の実務)
- 人数が少ない=喪主の負担が増えがち。受付・会計・司会の分担を先に決める。
- 自宅葬は近隣への配慮(駐車・出入り)を喪主名で回覧するとスムーズ。
- 火葬枠(岸和田市立斎場/ダンバラ斎場/堺市立斎場ほか)に合わせ、喪主が最終決定役を担う。
連名・代理はできる?
- 喪主の連名:可(例:「喪主 山田花子 施主 山田太郎」)。対外書類は代表1名でまとめるのが実務的。
- 代理:高齢・病気などで挨拶が難しい場合、代理挨拶でOK。名義は喪主のままでよい。
決める順番(3ステップ)
- 骨子を合意:家族葬/自宅葬/一日葬/火葬式など形式と規模。
- 喪主の指名:最も連絡が取れ、意思決定できる人。
- 役割分担:受付・会計・寺院・火葬場・司会・写真・会食の担当名を決めておく。
喪主がやる主なこと(チェックリスト)
- 式場・火葬場の日程決定(会館 or 自宅葬)
- 宗教者への連絡(読経・式次第の相談)
- 挨拶(通夜・出棺)原稿の用意と代理の決定
- 会葬礼状・返礼品・香典方針(受ける/辞退)
- 死亡届・火葬(埋葬)許可証の確認
- 会計精算・お礼の連絡
短く言える「家族葬・自宅葬」向け喪主挨拶(30秒)
本日はお忙しい中、◯◯のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。 家族葬(または自宅葬)につき、簡素なかたちではございますが、 皆さまのお気持ちに心より御礼申し上げます。どうぞお気をつけてお帰りください。
よくある質問(FAQ)
Q. 長男が必ず喪主ですか?
いいえ。配偶者・同居家族・実務を担える近親者が適任です。家族葬・自宅葬では柔軟でOK。
Q. 喪主と施主の違いは?
喪主は代表・挨拶の名義、施主は主催・費用負担の名義。同一人物でも、分けても構いません。
Q. 遠方で準備ができない…
近隣の親族を喪主に、遠方のご家族を連名に。オンライン合意で意思決定を。
泉州・岸和田市の実務メモ
- 菩提寺がある場合は日程・作法の相談を先に。家族葬でも宗派の本義に沿うと安心。
- 自宅葬は導線と駐車のご案内を喪主名で作成。町会長へ一報を。
- 火葬枠は公営の空き状況で変動。喪主は最終承認と連絡窓口を一本化。