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投稿日：2025.11.11.
お題目（おだいもく）とは？南無妙法蓮華経の意味と葬儀での意義｜小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火
お題目（おだいもく）とは？
お題目（おだいもく）とは、日蓮宗における信仰の中心となる言葉で、
「南無妙法蓮華経（なむみょうほうれんげきょう）」を唱えることを指します。
これはお釈迦様の教えが説かれた経典『法華経（ほけきょう）』の功徳をすべて含んだ言葉であり、
唱えることで自分自身も仏の教えに近づくとされています。
「南無妙法蓮華経」の意味
お題目の言葉「南無妙法蓮華経」は、ひとつひとつに深い意味があります。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 南無（なむ） | 帰依する、信じてすべてをゆだねるという意味 |
| 妙法（みょうほう） | すべての命を導く仏の教えのこと |
| 蓮華経（れんげきょう） | お釈迦様が説いた最高の教え『法華経』を指す |
つまり「南無妙法蓮華経」とは、『法華経に帰依し、仏の教えを信じて生きる』という誓いの言葉なのです。
お題目を唱える理由
お題目を唱えることは、単なる儀式ではなく、心を整え、故人や自分自身を仏の教えに近づける行為です。
日蓮宗では、「お題目を唱えることで誰もが救われる」と教えられています。
- 心の迷いを静め、安らぎを得る
- 故人への供養と、自らの感謝を伝える
- 生きる力を取り戻す
お題目は、日常の中でも、悲しみや不安を乗り越える支えとなる言葉です。
葬儀でのお題目
日蓮宗の葬儀では、僧侶や参列者が「南無妙法蓮華経」を唱えながら、
故人の冥福と成仏を祈ります。
葬儀中にお題目を唱えることは、故人の魂を仏の世界へ導くための大切な供養です。
また、参列者が一緒に唱えることで、心をひとつにし、故人とのつながりを感じる時間にもなります。
お題目の唱え方
お題目を唱える際は、静かな心で丁寧に唱えることが大切です。
- 姿勢を正して合掌する
- 深く息を吸い、「南無妙法蓮華経」とゆっくり唱える
- 雑念が浮かんでも、再び心を整えて唱える
声の大きさや回数よりも、「故人を想う心」「感謝の心」を込めることが最も大切です。
地域とお題目の関係
泉州・岸和田地域にも、日蓮宗のお寺が多く存在し、
お題目を唱える文化が今も受け継がれています。
地域の葬儀でも、「お題目の声が聞こえると心が落ち着く」とおっしゃる方が多く、
昔から変わらず、人々の心のよりどころとなっています。
まとめ｜お題目は“心の祈り”
お題目とは、故人やご先祖に感謝を伝える「心の祈り」です。
葬儀や日々の生活の中で唱えることで、心が穏やかになり、
仏の教えを身近に感じることができます。
おくり火では、宗派を問わず、
ご家族の信仰や想いを尊重したお見送りを大切にしています。
