終活（しゅうかつ）とは？

終活は、人生の最終段階に向けて想い・手続き・持ち物を整理し、自分らしい生き方と旅立ちを実現する準備です。
ご本人にとっては「安心の可視化」、ご家族にとっては「迷いと負担の軽減」に繋がります。

何から始める？最初の3ステップ

1. 書く：エンディングノートを用意（ノートでOK）。連絡先・医療希望・葬儀の希望を見出しだけでも記入。
2. しまう：重要書類の保管場所を1か所に集約し、家族に共有（コピー可）。
3. 話す：家族へ「私の希望」を短く共有。全て決めきらなくて大丈夫。

終活の主要テーマ（7分野）

1. 医療・介護：延命治療の考え／在宅か施設か／担当医・かかりつけ
2. 葬儀：形式（自宅葬・一日葬・火葬式・無宗教）／規模／予算／喪主候補
3. お墓・納骨：菩提寺の有無／納骨堂・樹木葬・永代供養の検討
4. 財産・相続：口座・保険・不動産・有価証券／遺言や遺産分割の方針
5. デジタル：スマホ・PCのロック／SNS・サブスク・ネット銀行のアカウント整理
6. 暮らしの整理：思い出品・写真の選別／処分・寄贈の方針
7. メッセージ：感謝・贈りたい言葉／写真・音楽・好きだったもの

重要書類リスト（保管場所を家族に共有）

• 身分関係：保険証・年金手帳・マイナンバーカード・運転免許証
• 法的書類：遺言書（自筆／公正証書）・任意後見契約・尊厳死・事前指示書 等
• 財産関係：通帳・印鑑・カード一覧・保険証券・不動産権利書
• 葬儀関係：希望メモ・宗派／菩提寺・連絡網・写真データ（遺影候補）

原本は耐火ファイル等に、控えは家族代表に。場所と鍵を必ず共有します。

お葬式の希望をまとめる（自宅葬・一日葬にも対応）

• 形式：自宅葬／一日葬／火葬式／一般葬／無宗教（献花）
• 規模：家族中心／親しい友人まで／一般弔問あり
• 宗教：仏式（宗派）／神道／キリスト教／無宗教
• 演出：写真・音楽・好きな花色／弔電・弔辞の方針
• 費用感：目安の上限を決め、追加費用の判断軸だけ合意

泉州（岸和田・貝塚・泉佐野・堺・高石・和泉・泉大津・泉南・阪南・熊取・岬・忠岡）は公営火葬場の予約枠が要。日程は枠に合わせるのが実務的です。

お墓・納骨の選択肢

デジタル終活（スマホ・PC・ネット口座）

• 端末ロック解除方法（パスコード・指紋・合鍵端末）
• 主要アカウント一覧（メール・SNS・サブスク・ネット銀行）
• 写真・動画の保管先（クラウド／外付けHDD）と遺影候補
• アカウント削除・記念化の方針（メモでOK）

介護・医療の希望メモ

• 住まい：在宅／施設希望、緊急時の連絡先
• 治療：延命治療の考え・痛みの緩和を優先 など
• サポート：家族の役割・地域包括支援センター・主治医情報

ミニチェックリスト（今日から1週間で）

• エンディングノートを1冊用意し、連絡先ページだけ埋める
• 重要書類の場所をひとまとめにして家族へ共有
• 遺影候補の写真をスマホのお気に入りに登録
• スマホ・PCの解除方法のメモを封筒に入れ保管
• 葬儀の形式の希望を一言（例：自宅葬×一日葬）

よくある質問（FAQ）

Q. 終活は何歳から？
年齢の制限はありません。「困る前」が最善。まずは連絡先・保管場所の共有から。

Q. エンディングノートと遺言書の違いは？
ノートは意思表示のメモ、遺言書は法的効力のある文書。財産分けは公正証書遺言の検討を。

Q. 家族にどう切り出す？
「もしもの時困らないように、ノートの場所だけ共有させてね」と小さく始めるのがコツ。

Q. お金の目安は？
葬儀・お墓・法要・相続手続きなどで幅があります。上限の目安と優先順位を決めておくと安心です。

泉州・岸和田市の実務メモ

• 火葬場枠：堺市立斎場／たかいし斎場／岸和田市立斎場／ダンバラ斎場 ほか、公営枠に合わせて日程調整。
• 寺院・地域：菩提寺の有無と宗派を先に確認。家名や墓地の場所を書き留めておくと当日がスムーズ。
• 家族規模：少人数なら自宅葬×一日葬が移動・費用の負担を抑えられます。

👉 終活の無料事前相談・エンディングノート配布のご予約はこちら｜おくり火（岸和田市・泉州）