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投稿日:2025.11.14.
喪主の通夜挨拶|短く伝わる例文・話す順番・マナー(岸和田市・泉州エリア対応)|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火
基本の流れ(通夜のマナー)
- 御礼:本日のご会葬への感謝(天候・遠方への気遣い)
- 逝去の報告:日付・年齢・生前の厚情への謝意
- ご案内:明日の葬儀・告別式の時間・集合場所、会食有無
- お願い:体調配慮・駐車/出入り・記帳/返礼など
- 締め:短くはっきり、深礼
所要1〜2分が目安。通夜では長い弔辞は避け、簡潔・明瞭にが基本です。
用途別テンプレート(即コピペ)
① 仏式・標準(一般参列あり)
本日はご多用のところ、故◯◯の通夜にご参列賜り、誠にありがとうございます。 ◯◯は◯月◯日、◯歳にて永眠いたしました。生前賜りましたご厚情に、家族一同深く御礼申し上げます。 明日の葬儀・告別式は、◯時より◯◯会館(岸和田市◯◯)にて執り行います。 お寒い中、どうぞ体調にご留意のうえ、本日はお気をつけてお帰りください。ありがとうございました。
② 家族葬(参列を絞った場面)
本日はお忙しい中、親しい皆さまにお集まりいただき、心より御礼申し上げます。 故◯◯は皆さまのお力添えに支えられ、穏やかに旅立ちました。 明日は家族と近親者のみで告別のお時間を持ちます。略儀ではございますが、まずは御礼申し上げます。
③ 無宗教・献花中心(簡潔)
本日は故◯◯のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。 本日は献花と黙祷にてお見送りの時間を持たせていただきました。 明日のご案内は個別にお知らせいたします。どうぞお気をつけてお帰りください。
④ 職場・取引先が多い場面
本日はご多忙の中、ご会葬を賜り厚く御礼申し上げます。 故◯◯は在職中、皆さまのご指導ご支援に深く感謝しておりました。 明日の葬儀は◯時より執り行います。まずは略儀ながら御礼申し上げます。
⑤ 町会・ご近所が多い場面(泉州ローカル)
本日はお足元の悪い中、◯◯の通夜にお参りいただき、誠にありがとうございます。 生前は町内の皆さまに大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。 出入りや駐車につきましては係の指示にご協力くださり感謝申し上げます。
⑥ 香典・供花をご辞退する方針を伝える
本日はご会葬くださり、誠にありがとうございます。 故人の意向により、誠に勝手ながら本日は香典・ご供花・ご供物のご厚意はご遠慮申し上げます。 お気持ちはありがたく頂戴いたします。まずは御礼まで申し上げます。
⑦ 若くしてのご逝去(言葉を抑え、感謝を主に)
本日は故◯◯のためにお越しいただき、心より御礼申し上げます。 突然の別れとなりましたが、生前賜りましたお支えに深く感謝いたします。 明日のご案内はこの後お配りいたします。どうぞお気をつけてお帰りください。
⑧ 長寿のご逝去(穏やかなトーン)
本日は故◯◯の通夜にご参列賜り、誠にありがとうございます。 皆さまに見守られ、天寿を全ういたしました。生前のご厚誼に厚く御礼申し上げます。 明日は◯時より告別式を執り行います。何卒よろしくお願い申し上げます。
⑨ 自宅葬・小規模(導線案内を添える)
本日はお忙しい中お運びくださり、ありがとうございます。 狭い中ですが、奥から順に献花・焼香のご案内をいたします。撮影はご家族席以外はご遠慮ください。 明日は◯時に出棺いたします。お気をつけてお帰りください。
⑩ 最短30秒・超短文
本日はご会葬ありがとうございました。皆さまのお心遣いに深く感謝申し上げます。 明日は◯時より葬儀・告別式を行います。どうぞお気をつけてお帰りください。
言い回し・宗派配慮のコツ
- 主語は「家族を代表して」—個人感情よりも御礼を中心に。
- 浄土真宗の表現:迷えば「生前のご厚情に御礼申し上げます」。「ご冥福」より中立表現が無難。
- 数字は言い切り:◯月◯日・◯歳。曖昧は避ける。
- 長さ:1~2分。弔辞や思い出話は別の機会に。
避けたいNG表現(言い換え例)
| NG | 言い換え |
|---|---|
| 「取り急ぎ」 | 「まずは」「ひとまず」 |
| 「ご苦労さま」 | 「ありがとうございます」「お世話になりました」 |
| 内情・病名の詳細 | 「◯月◯日に永眠いたしました」 |
泉州・岸和田市の実務メモ
- 火葬場枠(岸和田市立斎場・堺市立斎場・ダンバラ斎場 等)に合わせ、通夜挨拶は2分以内で。
- 町会・隣保が多いときは、駐車・出入り・線香の扱いへの御礼と注意喚起を一言。
- 会食の有無は冒頭で触れると導線がスムーズ(「本日は通夜振る舞いのご用意はございません」等)。
直前チェックリスト
- 原稿は名刺サイズの短冊に要点のみ(大きな字・行間広め)。
- マイク位置・音量、導線(献花→焼香→退席)を司会と共有。
- 締めは棺→参列者の順に軽く一礼。