おくり火の想い
おくり火の想い
日常の中で、ゆっくりと重ねるお別れ
お葬式というと、多くの方が「式場で慌ただしく進むもの」という印象をお持ちかもしれません。けれど、ご自宅でのお見送りなら、住み慣れた空間の中で、ご家族の歩幅に合わせてゆったりと過ごすことができます。
「おかえり」「ただいま」「行ってきます」「おはよう」。いつもの日常の声をかけながら、少しずつ気持ちを整え、副葬品を選んだり、大切な人に会いたい方がそれぞれのタイミングで訪れたり。時間に追われないからこそ、心を込めたひとときが生まれます。
自宅での家族葬は、形式に縛られず、自然体で故人と向き合えるお見送りのかたち。おくり火は、そのやさしい時間を大切にお手伝いいたします。
おくり火が大切にする5つの約束
私たちは、ご家族にとって大切な時間を安心して過ごしていただくために、5つの約束を掲げています。
故人の尊厳を守り、ご家族の想いに寄り添い、安心できるお別れを実現すること。
それがおくり火の変わらない姿勢です。
故人第一の姿勢
すべての判断や準備は「故人を最優先に」。
お体の扱い方やお別れの場づくりにおいて、尊厳を守り抜くことをお約束します。
急がせない進行と十分な対話
式場の都合に縛られず、ご家族のペースでお別れを進められるようにしています。
小さなご要望にも耳を傾け、十分な対話を通じて安心していただけるよう努めます。
透明な情報と選択肢の提示
費用や内容については明確にご案内し、追加費用がある場合も必ず事前にお伝えします。
複数の選択肢をご用意し、ご家族にとって納得のいく方法を選んでいただけます。
安心・安全(衛生管理とリスク説明)
ご自宅という環境でも清潔で安心できるように、徹底した衛生管理を行います。
また、事前にリスクをわかりやすくご説明し、ご家族が納得のうえで進められるようにします。
家族(人と“しっぽかぞく”)への配慮
ご遺族はもちろん、共に暮らしてきた“しっぽかぞく”(ペット・どうぶつ)も大切な家族です。年齢や体調、心の負担にも配慮し、誰もが安心して寄り添える空間を整えます。
“しっぽかぞく”も家族 、 一緒にお別れできる自宅葬
大切な時間を一緒に過ごしてきた犬や猫たち。
ご家族にとってかけがえのない存在である“しっぽかぞく”も、最期のお別れの場に立ち会うことができます。
「一緒に送りたい」というお気持ちに寄り添い、安心して同席いただけるようにおくり火がお手伝いします。
同席の方針とサポート内容
おくり火では、“しっぽかぞく”(ペット・どうぶつ)もご家族の一員としてお別れの場に同席いただけます。
同席にあたっては、“しっぽかぞく”の体調や性格に合わせた方法をご相談のうえでご案内します。
ケージやリードの使用など、必要なサポートもスタッフが丁寧にお手伝いし、無理のない形でご一緒いただけるよう整えています。
当日の配慮(音・におい・待機スペース・ストレスケア)
当日は、人と動物が安心して過ごせるように環境を整えます。
静かな空間づくりや換気、消臭の工夫を行い、必要に応じて待機できるスペースもご用意します。
緊張やストレスを感じやすい子にも寄り添いながら、「家族みんなでお別れできた」という安心感を大切にしています。
私たちの原点(創業ストーリー)
おくり火の歩みは、「もっと故人やご家族に寄り添ったお別れができないか」という問いかけから始まりました。
式場の都合や時間に左右されない、自宅という慣れ親しんだ場所でのお葬式。
それがご家族にとっても故人にとっても、一番自然で温かな形だと信じています。
自宅葬を選び続ける理由
私たちが自宅葬にこだわるのは、住み慣れた家に流れる空気や思い出が、故人を包み込むように感じられるからです。
そこで聞こえる声、見慣れた景色、家族と“しっぽかぞく”の温もり。
そのすべてが、最後の時間を特別なものにしてくれると信じています。
忘れられないお別れのエピソード
あるご家族のお宅で納棺をお手伝いしたときのこと。
故人と長年寄り添ってきた犬が、棺に体を納める瞬間に大きな声で遠吠えをしました。
ご家族は涙を流しながら「この子もお別れをしているのだね」と抱きしめられていました。
その光景は、命のつながりや家族の深い絆を改めて教えてくれました。
私たちはこの体験を胸に、どんなお別れも丁寧にお手伝いしていきたいと強く思っています。
専門性と体制
おくり火では、ただ葬儀を執り行うだけではなく、専門性と確かな体制でご家族に安心をお届けします。
故人の尊厳を守り、ご家族が心から安心してお別れに臨めるように、日々技術と知識を磨き続けています。
有資格者・研修と手順
ご安置や納棺を担当するスタッフには、遺体衛生保全に関する資格や専門知識を持つ者が在籍しています。
また、定期的な研修を通して、技術だけでなく「ご家族に寄り添う姿勢」や「言葉遣い・ふるまい」といった心の面でも学びを重ねています。
その結果として、誰もが安心できる手順と対応を徹底できる体制を築いています。
遺体保全と感染対策の方針
故人のお体を清潔に、そして尊厳を保ちながらお守りすることが私たちの基本です。
必要に応じてドライアイスや処置を行い、環境に合わせた温度・換気管理を徹底しています。
また、感染症対策として消毒や器具の衛生管理を怠らず、ご自宅という空間でも安全にお別れいただけるよう配慮しています。
ご家族とつくるお葬式
おくり火のお葬式は、故人とご家族の想いを中心に、一緒に形をつくっていくスタイルです。
決まった形式にとらわれるのではなく、「どんな時間を過ごしたいか」を大切にしながら進めてまいります。
宗教・宗派を問わない柔軟性
仏式・神式・キリスト教式・無宗教式など、どのような宗教や宗派でも対応可能です。
「お経を読んでほしい」「宗教儀礼にこだわらずシンプルに」など、ご要望を伺いながら最適な形をご提案します。
できることリスト(音楽・思い出の品・写真 など)
- 故人が好きだった音楽を流す
- 写真やアルバムを飾る
- 思い出の品を棺に納める
- ご家族やご友人のメッセージを一緒に届ける
小さな工夫でも「その人らしいお別れ」につながります。
私たちは、ご家族のご希望をできる限り形にできるようお手伝いいたします。