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投稿日:2025.11.12.

死亡診断書とは?死亡届との関係・「死体検案書」との違いをやさしく解説|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火

 


死亡診断書とは

死亡診断書は、医師が病院や自宅での自然死を確認し、死亡の事実・日時・死因などを記載する公的文書です。通常、左側が「死亡届」欄、右側が医師記入の「死亡診断書」欄一体用紙になっています(同一の原本)。


死亡届・火葬許可証との関係(ながれ)

  1. 医師が死亡診断書を作成(右側)。
  2. ご家族が死亡届欄(左側)を記入し、原本一体を役場へ提出。
  3. 役場で火葬(埋葬)許可証が交付され、火葬手続きが可能に。

※役場提出の期限は原則「死亡の事実を知った日から7日以内」。夜間・休日は当直窓口で受理されることがあります。


「死亡診断書」と「死体検案書」の違い

文書名 作成者 主なケース ポイント
死亡診断書 医師 病院・施設・自宅での自然死 医師が診ており、死因が概ね明らか
死体検案書 医師(監察医・法医等) 急死・事故・自宅で発見など不明・非自然の疑い 警察を介し、検視・検案後に発行される

だれが・いつ・どこでもらう?

  • だれが:ご家族(届出人)または手続きを補助する葬儀社。
  • いつ:病院ご逝去=退院時に病院で。自宅ご逝去=主治医往診後/警察・監察医対応後。
  • どこ:病院の医事課・地域連携室、もしくは検案実施の医療機関。

何枚必要?(原本・コピーの考え方)

役場提出は「原本一体」1通のみです。
その他の手続き用に、医療機関で追加の原本(複数通)を発行してもらうことがあります(有料)。

  • 原本が求められがちな例: 一部の保険金請求、給付申請、弔慰金など(機関により異なる)。
  • コピー可の例: 多くの相続・口座手続きは戸籍の除籍謄本や火葬許可証の写し等で足りる場合あり。

目安:追加原本は2〜5通程度から検討(必要数は各機関へ事前確認が安心)。


費用と再交付

  • 費用: 医療機関ごとに文書料が設定(数千円程度が一般的)。
  • 再交付/追加発行: 医療機関で可能な場合あり(「再交付」表示や発行日が変わることがあります)。
    まずは発行元の病院へお問い合わせください。

記入時のチェック(届出人側)

  • 死亡届欄(左側)の氏名・生年月日・本籍・世帯主・続柄などを丁寧に。
  • 和暦/西暦の統一、住所の番地・マンション名の漏れに注意。
  • 訂正は窓口指示に従い、二重線+訂正印等が必要なことがあります。

英訳が必要なとき

海外の手続きでは英文の死亡証明公的翻訳(翻訳証明)を求められる場合があります。発行元の病院、各大使館・領事館、翻訳証明に対応する翻訳会社へご確認ください。


よくある質問(FAQ)

Q. 自宅で亡くなったら必ず警察ですか?
主治医が看取り可能で自然死と判断できる場合は医師が死亡診断書を作成。
状況不明・急変・事故等の可能性がある場合は警察→検視→死体検案書となります。

Q. 死亡届はどこに出す?期限は?
死亡地・本籍地・届出人の所在地の役場へ。7日以内が原則です。

Q. 火葬許可証はいつ受け取れる?
役場で死亡届(原本一体)を受理後、その場または翌開庁日に火葬(埋葬)許可証が交付されます。

Q. 何通用意すれば安心?
役場提出分に加え、2〜5通程度を目安に。生命保険・共済・弔慰金など、各機関へ事前確認が確実です。


泉州・南大阪ローカル情報(実務のコツ)

  • 堺市・高石市: 役場の夜間窓口あり。火葬枠(堺市立斎場・たかいし斎場)に合わせて進行。
  • 泉佐野市: ダンバラ斎場の持込ルール・集合時間は事前確認。
  • 泉南・阪南: 泉南阪南共立斎場は待合室の利用有無で実費が変動。
  • 岸和田・貝塚・熊取: 公営斎場は繁忙期に混雑。安置日数とドライアイス追加に注意。

まとめ|「原本一体」を丁寧に、必要枚数は先に確認

死亡診断書(右)+死亡届(左)は一体原本。誤記や記入漏れを防ぎ、必要枚数は各機関へ先に確認してから追加発行を検討するとスムーズです。
おくり火は、死亡届の記入支援〜火葬許可・火葬場予約まで、やさしくお手伝いします。

👉 死亡診断書・死亡届の手続きサポートはこちら|おくり火(泉州・南大阪)


 

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