結論（まずここ）

• 集会所でも葬儀は可能。規模は少人数〜30名程度が現実的（施設広さ次第）。
• 予約・規約・近隣配慮が前提。火気は原則使わず、LEDろうそく・無煙焼香や献花で運用します。
• 費用を抑えやすく、地域の方が参列しやすいのがメリット。会食は折詰配布がスムーズです。

集会所でできる主な葬儀スタイル

• 直葬（火葬式）前のお別れ式：読経15〜20分＋献花／焼香
• 一日葬（短式）：告別式のみ→出棺→火葬
• お別れ会・無宗教式：挨拶・献花・メッセージカード
• ご安置＋面会（施設が許せば短時間の面会枠を設定）

予約前に必ず確認すること（規約編）

• 使用目的：葬儀・告別式での利用可否（名称が「お別れ会」なら可の場合も）。
• 時間帯：夜間使用・静穏時間、鍵の受け渡し方法。
• 火気・香り：多くは火気禁止。無煙焼香／献花のみで運用。
• 設備：椅子・長机・冷暖房・トイレ・駐車台数・清掃/ゴミ回収ルール。
• 費用：使用料・空調費・備品貸与の有無、原状回復の範囲。

レイアウトの基本（モデル）

• 祭壇幅90〜120cmを正面に配置。椅子は半円～2列で10〜24脚。
• 導線は一方向（入口→受付→着席→焼香/献花→退席）。滞留を防ぐ。
• 受付は入口脇（記帳・香典・返礼品）。雨天時の庇を確認。
• 控室が無い場合は、祭壇背面にパーテーションで簡易スペース。

備品と運用（無煙・無火が安心）

• LEDろうそく／電池式行灯、無煙焼香炉または献花のみ。
• 音響なしが原則（読経は生声／無宗教は司会の声のみ）。
• 看板・案内：施設外観は控えめ表示。私有地・近隣配慮を明記。
• 消臭・換気：空気清浄機の弱運転。窓は感知器や音漏れに注意。

当日のタイムライン（例：一日葬・短式）

1. 開場60分前：設営（祭壇・受付・椅子・導線マット）。
2. 開場30分前：親族集合・進行確認。
3. 開式：合掌→読経15〜20分→焼香/献花10分。
4. 閉式：喪主挨拶→お開き→出棺（火葬場へ移動）。
5. 撤収：原状回復・清掃・鍵返却（30〜60分）。

会食（通夜振る舞い・精進落し）の考え方

• 個別折詰＋お茶が基本。滞在を延ばさない工夫が◎。
• 飲酒は原則控える。施設規約に従い、ゴミ分別を徹底。
• スペースが狭い場合はお持ち帰りに切替え。

費用感（目安）

※会館利用に比べ会場費を抑えやすい一方、設営や搬入での人件・車両は必要です（内容・人数で変動）。

• 施設使用料：数千円〜数万円（自治体・時間帯による）。
• 設営・運営：祭壇・生花・受付一式・車両手配など、式の規模に応じて。
• 返礼・折詰：人数×単価（数量変更ルールを事前確認）。

正確なお見積りは、施設規約・人数・花量・移動条件を確認後、即時作成します。

岸和田・泉州の実務メモ

• 火葬場枠の確保が工程の要：岸和田市立斎場／泉佐野市ダンバラ斎場／堺市立斎場など。
• 駐車対策：来客は近隣コインPを案内。霊柩車は停車時間の最小化を徹底。
• 近隣配慮：掲示はA5サイズで控えめに。「火気使用なし・短時間・連絡先」を明記。
• 宗教対応：仏式短式／神式の玉串奉奠／無宗教の献花式まで柔軟に運用。

チェックリスト（印刷推奨）

• □ 施設規約（火気・音・時間・鍵・清掃）の確認
• □ 駐車・停車位置／コインP案内図の用意
• □ 祭壇サイズ・椅子数・導線設計（受付位置）
• □ 無煙焼香／献花運用・LEDろうそく・空気清浄機
• □ 返礼・折詰の手配（数量変更の締切）
• □ 原状回復手順と鍵返却の方法

よくある質問（FAQ）

Q. 集会所で線香やロウソクは使えますか？
多くの施設で火気禁止です。無煙焼香・献花・LEDろうそくで問題なく行えます。

Q. 何人まで入れますか？
お部屋の広さ次第ですが、10〜30名を目安に。椅子間は60cm確保が安心です。

Q. 受付や会食のスペースが足りません…
受付は入口脇に簡素設置、会食は折詰配布に切替で解決できます。

Q. ダンボール祭壇でも良い？
搬入が容易で床負担も軽く、無宗教や短式に向きます。見た目は白布と生花で整えます。

👉 ご希望の集会所名・人数・宗教（または無宗教）を教えてください。最適レイアウトと見積り（無料）をお作りします｜おくり火（岸和田・泉州）