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投稿日:2025.11.22.
岸和田市・集合住宅での葬儀の感想|「静かに、生活の延長で見送れた日」|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火
「いつもの部屋で、いつもの声で」— 当日の空気
玄関を入ると、ふだんの暮らしの気配がそのまま残るリビング。テレビは消して、LEDろうそくをひとつ点け、胸の高さに小さな祭壇を置きました。
「ここなら、おばあちゃんも落ち着くと思って」——喪主さまの言葉にうなずきながら、私たちは椅子を半円に。生活の延長のまま、お別れの時間が始まりました。
ご家族の感想(要約)
「近所に気兼ねなく、静かにできてよかったです。短い読経と献花だけでも、十分に心が落ち着きました。」
「高齢の親族が多く、移動がないのが助かりました。椅子の高さや導線まで気にかけてもらえて安心でした。」
「香りが気になると思い、無煙焼香に。あとで部屋を見渡したとき、花の白と緑がきれいでした。」
集合住宅だからこそ役立った工夫
- 無煙・無火の運用(LEDろうそく/無煙焼香 or 献花のみ)。
- 椅子は10脚を半円に。通路幅は60cm確保して転倒を防止。
- 読経は15〜20分の短式。参列は二部制で時間を分け、玄関前の滞留を回避。
- エレベーター・廊下は養生マット。搬入時は管理人さんへ事前連絡。
- ご近所へはA5サイズの一言お知らせ(火気使用なし/短時間/連絡先つき)。
「やってよかったこと」ベスト3
- 写真の選び方:迷ったら“面影のある笑顔”を。背景はややぼかしでやさしく。
- 花の色:白とグリーンを中心に、故人の好きな色を少しだけ(1〜2輪でも十分)。
- 言葉を短く:挨拶は2〜3行。「ありがとう」「大丈夫だよ」を家族それぞれの声で。
当日の小さなタイムライン(モデル)
- 開始10分前:着席・案内(コートは玄関ラックへ)。
- 開式:合掌→短い読経(15分)→献花(10分)。
- 締めの言葉:喪主さまから一言→合掌→お開き(全体30〜40分)。
事前に確認してよかったこと
- 管理規約:来客の人数・時間帯・エレベーター予約の要否。
- 搬入経路の採寸:玄関・廊下・エレベーターの幅/棺サイズの確認。
- 駐車:霊柩車は停車のみ、会葬者は近隣コインPの地図でご案内。
編集メモ(おくり火より)
「生活の音が背景にあるお別れ」は、集合住宅でも十分に実現できます。
無煙・無香、短時間、やさしい導線。大切なのは、暮らしの延長にそっと置くことでした。
お帰りのとき、ご家族が「またこの部屋でがんばれそう」とおっしゃった表情が印象に残っています。
よくある質問(FAQ)
Q. お線香やロウソクは使えますか?
集合住宅では無煙・無火が安心です。LEDろうそくと献花だけでも十分に整います。
Q. 何人まで大丈夫?
お部屋の広さ次第ですが、10〜20名が目安。二部制にすると混雑しません。
Q. 会食はどうすれば?
滞在時間を短くするため、個別折詰やお持ち帰りに切り替える方法が好評です。
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