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投稿日:2025.11.20.
遠方への搬送は可能?|手続き・移送方法(陸送/空輸)・費用感・当日の段取り|小さな自宅葬・家族で「つくる」お葬式 おくり火
結論(まずここ)
- 遠方へのご搬送は可能です。死亡診断書(または死体検案書)の受領後、寝台車や霊柩車での陸送、状況により空輸(航空便)を手配します。
- 搬送前に仮安置・ドライアイス・受け入れ先の確定が重要。夜間や長距離も対応できます。
- 火葬を別地域で行う場合は、火葬許可証の取得と火葬場枠の確保が段取りの要です。
どこまで運べる?(できる範囲)
- 府内・県内:病院→ご自宅(自宅葬のため)/病院→安置施設→他市の火葬場。
- 他府県:関西圏外への陸送も可。途中でドライアイスを追加しながら移送します。
- 空輸(国内線):出発空港→到着空港→受け入れ葬儀社へ。棺規格・時間帯・受け取り体制が整えば当日中の移送も可能です。
- 海外との往来:国際搬送(ご遺体の出入国)は書類・防腐処置等が増えます。専門手配で対応します。
搬送前に必要な主な書類
- 死亡診断書(医師発行)または死体検案書(警察・監察医介入時)
- 火葬許可証(火葬を行う市区町村で取得/搬送のみの場合は後日でも可)
- 身分証・印鑑(喪主予定の方)
- 空輸時:航空会社所定の書類・受渡し同意、到着地側の葬儀社の受け取り体制確認
※自治体・航空会社・状況により必要書類が異なることがあります。手配時に当社でご案内します。
移送方法の選び方:陸送と空輸
陸送(寝台車/霊柩車)
- 適性:同一府県〜隣接県、または深夜~早朝の柔軟な移動が必要なとき。
- 準備:お棺(またはお棺直前のご安置)、ドライアイス、仮安置先の確定。
- 時間目安:高速道路利用で直行。渋滞や天候で変動。
空輸(国内線)
- 適性:長距離(北海道・九州・沖縄・離島など)。
- 要件:航空会社規格の棺・防漏対策、便枠、出発/到着空港の受渡窓口時間、到着地葬儀社の受け取り予約。
- 流れ:出発前にご安置→空港へ搬入→航空貨物扱い→到着空港で受け取り→現地へ搬送。
費用感(目安)
※距離・時間帯・人員・お棺・ドライアイス量・待機・宿泊の有無で変動します。以下はあくまでレンジです。
- 陸送:近~中距離の寝台車手配で数万円台〜、長距離・夜間・待機で加算。
- 空輸:棺規格・貨物料金・空港諸費用+出発地/到着地の搬送費がかかります。
- 仮安置:安置室利用料、ドライアイス(1日ごと追加)が別途。
※正式なお見積りは行程確定後に即時作成します。
当日運用のポイント
- 受け入れ先の確定:到着地の安置施設・ご自宅・会館・火葬場のいずれかを先に押さえる。
- ドライアイス管理:長距離は途中追加を想定。室温・季節により必要量が変動。
- 立会い人数:搬入・搬出時のみ最小人数で。マンションは管理人連絡・養生を事前に。
- 書類の原本:死亡診断書は原本/写しを区別して保管。火葬許可証は紛失厳禁。
泉州・岸和田の実務メモ
- 主な火葬場:岸和田市立斎場/泉佐野市ダンバラ斎場/堺市立斎場。枠確保が工程の軸になります。
- 夜間の初動:深夜のご逝去でもまずお迎え→仮安置。遠方搬送は翌朝の道路/空港状況に合わせて。
- 自宅葬と併用:遠方の火葬でも、岸和田・貝塚・泉佐野のご自宅で一度お別れ式→出棺という流れが増えています。
よくある質問(FAQ)
Q. 病院からそのまま故郷へ運べますか?
可能です。まずは死亡診断書を受領し、受け入れ先の安置/会館/火葬場の枠を確認します。
Q. 棺に入れずに搬送できますか?
初動はお体用の搬送車で可能ですが、長距離・空輸・会館搬入はお棺での対応が基本です。
Q. 空輸と陸送、どちらが良い?
距離・日程・到着時間で最適が変わります。便の本数や空港の営業時間、到着地の受け取り体制も判断材料です。
Q. 何を準備すればいい?
身分証、死亡診断書(写し含む)、連絡の取れる受け入れ先の電話番号。貴重品・遺影候補・お着替えがあれば併せて。
チェックリスト(印刷推奨)
- □ 死亡診断書/検案書の受領(写し作成)
- □ 到着地の受け入れ先確定(安置/会館/自宅/火葬場)
- □ 陸送 or 空輸の選択(所要時間・費用・受け渡し時間)
- □ ドライアイス量・仮安置の手配
- □ 火葬許可証の取得段取り(火葬地の自治体)
- □ 同行人数・鍵・駐車・マンション養生の確認