参列前に押さえる「3つの基本」

1. 開始10～15分前に到着（早すぎ・遅すぎは避ける）。
2. 受付→記帳→香典の順で静かに。
3. 案内に従って着席（焼香・献花は係の合図に合わせる）。

服装（泉州・岸和田の目安）

• 喪服（ダークフォーマル）：黒無地スーツ＋黒ネクタイ／黒ワンピース・アンサンブル。
• 靴・バッグは黒無地・光沢控えめ。ストッキングは黒。
• アクセサリーは最小限（パール一連可）。大ぶり・香りの強い香水は避ける。

到着～受付～着席

1. 受付：一礼→記帳→袱紗から香典を取り出し両手で渡す。
2. 会場へ：遺族席に近い前方が近親者、一般会葬者は後方に座る。
3. スマホ：マナーモード・撮影は会場指示がない限り控える。

席次（基本）

祭壇に向かって右側が喪家（遺族）、左側が一般会葬者が多い運用。前列から重要度が高く、案内に従えばOKです。

宗教別：祭壇前での所作

仏式（焼香）

1. 祭壇・遺影に一礼し、抹香を右手でつまみ左手を添える。
2. 1～3回を目安に額へ押しいただく（宗派・案内に従う）。
3. 合掌・黙祷→一礼して退く。

焼香順位：喪主→遺族→親族→一般。列の流れに合わせれば大丈夫です。

キリスト教（献花）

1. 花を両手で受け、花先を故人へ向けて捧げる。
2. 一礼して退く。数珠は不要。

神式（玉串奉奠）

1. 玉串を受けて根元を自分側、軽く一礼。
2. 時計回りに回して根元を祭壇側へ向け、案内に従い供える。
3. 二拝二拍手一拝（葬儀では「しのび手」＝音を立てない拍手）。

香典の表書き・水引（宗教別）

• 仏式（一般）：御霊前（四十九日まで）／御仏前（四十九日以降）
• 浄土真宗：御仏前が無難（通夜・葬儀でも御仏前）。
• 神式：御玉串料・御神饌料／キリスト教：御花料
• 水引：泉州（関西）では黄白または双銀の結び切り。

言い回し（声かけ）の基本

• 仏式：「このたびはご愁傷さまでございます。心よりお悔やみ申し上げます。」
• 神式：「御霊のご安らぎをお祈りいたします。」
• キリスト教：「安らかな眠りをお祈りいたします。」

※ 浄土真宗では「ご冥福」を用いない配慮が一般的。中立表現が安心です。

持ち物チェック（当日）

• 香典袋（中袋に金額・住所・氏名）／袱紗
• 数珠（仏式のみ）／ハンカチ／替えマスク
• 案内状（会場・時間・駐車情報）

家族葬・自宅葬での配慮（泉州・岸和田）

• 会場が小さいため、長居は控えめ・焼香後は静かに退席を。
• 供花・供物の可否は案内に従う（辞退表記があれば無理に送らない）。
• 駐車・近隣配慮：路上駐車は厳禁。喫煙は指定場所のみ。

やってはいけないNG例

• 開始直前・読経中の入退場／私語・スマホ操作。
• 派手な服装・強い香水・大きなアクセサリー。
• 香典をむき出しで渡す（袱紗から出して表を向けて）。
• 会場内の無断撮影・SNS投稿（遺族の許可がない限り控える）。

よくある質問（FAQ）

Q. 遅刻しそうなときは？
静かに入室し後方へ。焼香や献花のタイミングで参列すれば大丈夫です。

Q. 参列できない場合は？
弔電・御供花・書中見舞いなどでお気持ちを。家族葬のときは案内に従い、後日に弔問の可否を確認。

Q. 子ども連れは失礼？
不可ではありませんが、短時間・途中退席可な配置に。泣き声が続く際は一時退室を。

Q. 香典は新札でもよい？
新札は避けるのが通例。どうしても新札しかなければ軽く折り目を。

👉 服装・香典表書き・弔電文例の個別相談はこちら｜おくり火（岸和田・泉州）